小粋なアートめざして

美大を目指して書いています。

デッサン講習いってきました。

 

行ったよ~!!

 

*行ってみました*

家の近所にある美術予備校の体験講習に行ってみました。

三時間程の講習でいろいろお話を聞いてきたので復習できるように書いていきます。

*道具の説明*

鉛筆(4B、2B、HB、2H)、練りけし、サッピツ、カッターを用意してくれました。まず、鉛筆の削り方を教えてもらいました。

利き手にカッターを持って、もう片手に鉛筆を持って、鉛筆を持った手で鉛筆を転がしながら親指でカッターを動かして削ります。その時、カッターを持った手に力はあまり入れないのがコツみたいです。鉛筆は長めに削り、先を尖らせます。木の部分と芯はデコボコさせずに直線になるように削ります。

Bはブラック(黒鉛の量)、Hはハード(粘土)でBの数字が大きいほど濃く柔らかい鉛筆で、Hの数字が大きいほど薄く固い鉛筆です。Hの鉛筆は透明感があって、先に描いた色を透かして描くことができます。

練りけしは使う量をちぎって使います。”消す”よりは”白い鉛筆”の感覚で使います。描いた線を薄くすることもできるし、練りけしを潰して細くすると線を引くように使えます。

サッピツは漢字で擦筆と書き、紙を巻いたもので、鉛筆の線を擦ることでグレーにぼかすことができます。グレーは遠めのものに、濃い色は手前のものに使います。ティッシュやガーゼも代わりにする事ができますが、サッピツで擦るより色が薄くなりやすいみたいです。

*実際に描いてみました*

リンゴとタマネギが入った紙袋を描きました。私ともう一人男の子がいて、同じものを描いたのですが最初は彼がとても上手かったらどうしようなんて考えて少し緊張して鉛筆を落としたりしていましたが描いてるうちに、画家っぽい環境も相まってとても楽しく描けました。ちなみに、サッピツを使うのがなかなかチャレンジで、二人とも手が伸びませんでしたが、私が使ってみると彼も使い始めました。

モチーフ(描く対象)が真ん中に大きくないと人が見るときに正当に見てもらえないらしいです。例えば、モチーフが大きく左側に寄っていると、パッと見で”左に寄っている”という印象が付いてしまい、描いた作品自体の印象が薄れてしまいます。それを防ぐ為にまず四隅にあるものを捉えてから線を繋いで描きます。

首を動かすと見え方が変わるので、なるべく目だけを動かして見比べられるように紙とモチーフは近くになるようにします。うまく描くコツはモチーフを見ながら描くことみたいです。それと、長時間座っていると腰に負担がかかるのでなるべく姿勢を正して座ります。

描き始めはリンゴと袋の位置を捉えるのに大分苦戦しました。少しすると、モチーフの元々の色のコントラストを考えると良いと言われました。リンゴの赤は濃く、紙袋の色は薄いので影の色も多少変わるんです。世界が突然モノクロになっても物の見分けがつくように、デッサンも白黒の画面でモチーフの質感、空間、影を表現します。

さて、三時間程描き終わりました。正直もう少し描きたかったです。こんな感じです⇩

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改めて見ると、机への影が薄いですね。

*意図、解説*

今回のお題は重さやボリューム感を捉える意図があったようです。

物体は重力に倣って落ちている状態が自然な姿で、それを今回の場合は机が止めています。この物体とそれを止めている机が接している所をきちんと描くことで”重さ”を表現できます。例で見せてくれたのは、ビニール袋の上にあるパイプのデッサン画です。パイプの重さがビニール袋と接している影(もちろん袋の形も)で表現されていました。

ボリューム感は”外へ出ようとする様”だそうで、今回の紙袋ですね。袋の真ん中にタマネギが当たっていて、ここにボリューム感を出します。袋に限らず、立方体にもボリューム感はあって、その場合は立方体の角です。角を見た時のこちらに向かって来ている様な状態を描きます。ボリュームがある所は見どころになり、そこの付近は濃く描き迫力を出すそうです。なので、私のは、中央をもっと濃く描かないとだったんですね。

*学んだこと*

初めてのデッサン、先生によく見て描けていると褒められたので、まあまあ良かったんじゃないでしょうか。初めて使う道具なんかもあってとても楽しかったです。

デッサンはその人の物の見え方、感性が良く表れ、リラックスして描いているとより顕著に出るらしいので、予備校に入れたら楽しみながら頑張ろうと思います。ちなみに一緒になった彼は机への影を綺麗にハッキリ描けていました。(彼の物の見え方ですね)彼も初デッサンだったそうで、少し安心しました。

小粋レベル・・・+5 現在-5、自分に自信を持てるようにしましょう

入試としては実技が良いととても有利と言っていましたがやはり学科は疎かにするべきではないとも言っていたので、学科も頑張りますよ。(特に数学です)

 

興味深い話がもっとありますが、如何せん文面では表しづらいし、長くなってしまうので割愛します!進路に迷っていて、美術の道を少しでも考えている方はぜひ、どこかの体験講習に行ってみてください。他の人の入試再現などがあったりするので面白いですし、実際に描いてみたらハッキリするかもしれません。私はハッキリ”目指したい”と思えるようになりました。

さて、前回より長くなってしまいましたね。予備校は考えないといけない事がまだあってもう少しキープになるので、次回の投稿は一旦私の勉強状況などになりそうです。それでは。